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夏の準備~エアコンの畳数について~
2017年5月24日
こんにちは、生活提案部の上野です。
そろそろ日中は暑くなってきましたが、皆様夏を迎える準備は出来ていますか?
水の中は涼しげですね。
さて、今日はエアコンについて考えてみたいと思います。
皆様はエアコンを買うときは何を目安に大きさ(性能)を決めますか?
おそらく、家電屋さんで木造○畳用とかRC造△畳用等の畳数表示を目安に
買われると思います。
でもちょっと待ってください。
あの畳数表示はエアコンが一般に販売され始めた初期のころに作成されたものです。
建物の性能でいうと1980(昭和55)年より前の無断熱で隙間だらけのお家が
基準となっています。
(工務店、メーカービルダーによって差はありますが大方の目安です)
■さて、あなたのお家は何年に建てたお家でしょうか?
昭和55年以前に建てたお宅の場合は家電屋さんの畳数がピタリと当てはまります。
もし、昭和55年以降に建てられたお家の場合は年代によってお家の断熱性能基準が
違ってきます。
大きく分けると昭和55年以前、昭和55年基準(1980~1991年頃)、
平成4年基準(1991~1998年頃)、平成11年基準(1999~2016年~)
の4区分に分かれます。
ちなみに今はまだ義務化ではありませんがZEH<ゼッチ>(ゼロ・エネルギーハウス)などの
さらに省エネルギーな基準などもあります。
近い将来ZEHやBELS☆☆☆☆☆が当たり前になりそうです。
※BELSは断熱性能を見える化したもの、☆の数で断熱性能を現します。
ちなみに既存住宅が☆1つ、最高レベルが☆5つ。
■では、どのくらい差があるのか比較したいと思います。
山倉建設で新築住宅を建てると当然平成11年基準に当てはまります。
平成11年基準の基準値はQ値(断熱性能を現す熱損失係数 W/m2K)2.7です。
昭和55年以前の建物はQ値6.5ですので、単純に比較すると2.4倍断熱性能が
良くなっています。
ちなみに現在の山倉の標準仕様ではZEH基準をクリアし
HEAT20のG1グレード以上の性能があります。
Q値でいうと1.9以下となり昭和55年以前と比較すると3.4倍の性能ということになります。
■さて、ここからはエアコンの能力の話をしていきます。
消費エネルギーは冷房時より暖房時の方がかかる場合が多いので暖房時の能力で話を進めます。
(実際は日射遮蔽や気密性能によって違っていきます)
室温設定24℃、外気温0℃、香川県とする場合。
まずは6畳用と表示されているエアコンの暖房定格能力は2500
(いわゆる能力2.5Kwなどと表示されているもの)です。
昭和55年以前のお家で必要なエネルギーは2077です。
2500>2077 ∴OKですね。
では山倉のお家で必要なエネルギーは475以下になります。
2500>475 ∴OKですね。
なんと5倍以上の余力を残していることになります。
では、LDK20畳ではどうでしょう?
昭和55年以前のお家で必要なエネルギーは6943です。
エアコンの暖房定格能力は7100ということになります。
そして山倉のお家で必要なエネルギーは1589以下となります。
ということは・・・
6畳用のエアコンでも2500>1589となり1.5倍の余力がまだあることになります。
6畳用のエアコンで20畳のLDKがまかなえる能力があるということになります。
いかがでしょうか?
エアコン選びの見方が変わりましたか?
ただ、実際は気密性能だったり、日射・日射遮蔽性能だったり間取りや換気性能、
家電や家族数など様々な条件が左右しますのであくまで単純に考えた机上の論として
参考にしてください。(本文中の数値はあくまで参考値です。)
また、実際購入する際は風量や付加価値機能など考慮しなければいけないことが
他にもありますので能力だけでは選べませんね。
また、山倉建設ではこのような高性能な断熱仕様や日射遮蔽などの設計手法を取り入れた
省エネで快適な全館空調の商品などもラインナップしています。
いつでも見学・宿泊体験でききるモデルハウスもございますのでお気軽にご相談、
お来店をお待ちしています。
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